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近年梅毒の患者が増加している件

泣いている男性

梅毒は、性感染症として認識されている病気の一種です。
性感染症とは、その名前の通りで性交によって感染する可能性がある病気のことを指します。
昔から梅毒は性交によって感染する性病として認識されていましたので、リスクに関しても現代になってから報告され始めたのではありません。
既に100年以上も前から、日本国内でもその報告がされています。
梅毒の厄介な点は、感染してしまうとその病原菌の強さで命の危険にまで晒されてしまうリスクが存在することです。
昔は、性行為における避妊の重要性を認識していなかったという背景から、日本国内での梅毒の死者数が深刻な数になっていました。
しかし、梅毒に関連する抗生物質が開発されたことでこの数が劇的に下がってきて、現代ではその数も確実に減少傾向にあったという背景が存在します。
しかし梅毒の患者は、2010年代に入ってから明らかに増加しています。
実は、これは日本だけではなく世界的な傾向でもあります。
ニュースなどでも取り上げられていますが、統計的な日本国内のデータだけをみても2013年にはわずか1,200人から1,230人程度だった梅毒患者が、2017年ころには約5,700人以上まで患者が急増しています。
単純計算でも4倍近くの患者になっていて、深刻な問題となっています。

患者急増の原因ははっきりと特定されてはいませんが、候補となっているものはあります。
それは、患者自身の性病に対する意識の低下です。
ニュースなどでは具体的には取り上げられていませんが、実は梅毒患者の内訳というのはかなり偏っています。
男性の場合は70%が30歳を超えた男性で、女性の60%は実は29歳以下です。
つまり、一部の年齢層の男性と女性に急増していることがわかります。

一般的に、梅毒は自力で発見することが難しい症状であると考えられています。
これは、初期段階での症状に痛みや違和感といったものを感じづらくなっているからに他なりません。
つまり、検査に行く必要性を感じない患者が多い状況に陥っています。
一般的な性病は、症状が現れるとそのままの状態で症状が固定されてしまうことが大半です。
一方で、梅毒の場合は一度皮膚上にそれらしい症状が出たとしても、自力で回復したように見えてしまいますので別の皮膚病であると勘違いをしてしまう人が後を絶ちません。
実際に、梅毒は世界的にも静かに進行する病気であるという認識で一般化されていますので、綿密な検査を受けない人が増加していて性病への意識が落ちているという懸念が報告されています。
少しでも疑わしい症状が出たのであれば、早めに検査へ行きましょう。

もし梅毒に感染していると判明したのであれば、早急な治療が必要です。
早期治療をすれば梅毒は完治する性病ですが、放置して段階が進むと死に至ることもあるからです。
昔は梅毒に対する明確な治療法がありませんでしたが、現代ではノバモックスという治療薬が作られていますので、そちらを服用する形になります。
ノバモックスはペニシリン系の抗生物質で、梅毒の原因である梅毒トレポネーマを死滅させる効果があります。
第1期の梅毒を治療するなら2~4週間、第2期の梅毒は4~8週間の服用で完治します。
なお、ノバモックスには以下のように飲み合わせの注意事項があります。

血栓塞栓症の治療薬としてワルファリンがありますが、ノバモックス500mgと一緒に服用するとその作用が増強するおそれがあります。
また経口避妊薬を服用している場合、避妊薬の効果が弱くなってしまう場合があります。

引用元:ノバモックス500mg(サワシリンジェネリック) | 医薬品アットデパート

普段服用している薬との飲み合わせを確認したうえで治療を開始するようにしましょう。
また、服用することで下痢や軟便などの副作用が起こる場合もありますので、乳酸菌整腸剤と一緒に飲むことをおすすめします。